去る令和5年9月24日（日）に愛媛県生活文化センターにて、講師の先生に、菊池友和先生(日本鍼灸理療専門学校附属鍼灸院（一財）東洋医学研究所主任研究員)をお迎えして、三年ぶりのリアルとオンラインによる第2回生涯研修会を開催した。
午前の講義は、「痛みに対する鍼灸治療 ─痛みと自律神経の関係から理解する─ 」という演題で、痛みの発生に自律神経がどのように関与しているのか、その発生機序や鍼灸刺激が痛みをどのように改善するのかなど、様々な方面から説明していただいた。また、午後の講義は、「明日の臨床にすぐ役立つ神経疾患（難病)に対する鍼灸治療 ─症例検討─」という演題で、神経難病のパーキンソン病とALSを中心にそれぞれの疾患の特徴や鍼灸治療について講義していただいた。ALSについては、具体的な配穴や刺鍼法、特に東部のパルス治療については希望者全員に対して施術するという大変丁寧な対応をしていただいた。
参加者は、31名(会員18名 うちオンライン参加10名、会員外13名 うちオンライン参加11名)でした。